マレーシアは左側通行
マレーシアは日本と同じく左側通行です。ただ違う点という事では、車が優先と言う考えがあります。ですので歩行者の事はあまり考えておらず、クアラルンプールなどの大都市では、横断歩道はあるにはありますが、かなり少ないです。それと全国的に歩道に関しましては、ほとんど幅がなくどうやって歩けばいいのだろうと一瞬考えてしまうような場所、歩道は最初から無いような場所、歩行者用信号機はあるにはありますが、恐ろしく短い時間で変わってしまうなど、車にとっては都合が良い状態になるように作られているとしか思えないのが現状です。
都市部では、時間帯により激しい渋滞
また道路通行に関しては、時間帯によって大変混み合います。 特に朝・夕の通勤時間帯、昼休みの時間帯、雨天の時などは、主要道路はかなり交通渋滞が激しくなります。それと運転のマナーは悪くて、特に割り込みや無理な追い越し運転が多かったりします。あとは、オートバイの無謀運転が多く、赤信号でも信号を守らなかったり、一方通行の逆走もよく見かけます。歩行者として行動するとき、及び車を運転するときは、かなり注意が必要になります。数年滞在し、同時に車の運転も慣れているからと言っても、もらい事故も多いです。常日頃から、出来る限り注意されることをお勧めします。
マレーシアの自動車価格の話
マレーシアの自動車価格は、日本の感覚よりも1.5倍から3倍近く金額が高いです。日本車はやはり壊れないということで、少々高くても人気があり、日本車に乗っているとそれなりに人々からは信頼されたりします。もちろん、ドイツ車に関しては、日本と同じで高級なイメージにはなっています。
マレーシアで一番人気の自動車メーカーは?
そのような中、マレーシアで絶対的な人気ブランドは、Perodua(プロドゥア)というブランドで、エンジンはトヨタ、ボディはダイハツなんてよく言われていましたが、故に故障が少なく、安くて長く乗れるという認識があり、マレーシアの自動車販売台数では、絶対的な1位になっています。
自動車の価格は高いのですが、日本とは違い車検はありません。ですので、自己責任で点検に出したりします。ところが、整備代、車のパーツ代等は、日本よりも半額近くであったりする場合もあるので、意外と安かったりします。但し、車を購入した新車ディーラーでの点検等ではなく、街のあちこちにある整備屋での点検等の方が金額は安いです。自動車の価格が高くても、ガソリン代、整備代、税金等は比較的安いので、最初に新車を買う際は、少し高くて大変ですが、その後の維持費は安く抑えることが出来ます。
マレーシアのナンバープレートの話
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マレーシアのナンバープレートは、基本車もバイクも同じで一緒に混ざっています。さらに言いますと警察のパトカー、白バイも同じように順番に付与されます。ただ、タクシーなどは違ったりします。
2ナンバープレートの最初のアルファベットは、基本的に登録地域により決められています。大まかな各地域の最初のアルファベットは以下のようになっています。
マレーシア各州の文字
A :ペラ州 B :セランゴール州 C: パハン州 D: クランタン州 J: ジョホール州 K:ケダ州 M:マラッカ州 N :ネグリスンビラン州 P: ペナン州 R: ぺルリス州 T:トレンガヌ州
W:クアラルンプール市 ランカウイ島: (KV) | L:ラブアン Q :サラワク州 S :サバ州
- たまに、スペシャルナンバーが発表されます。今までの参考例として、Mɑlɑysiɑ、PERODUA、F 一文字、等々沢山ありましたが、これからも色々出てくると思います。
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日本みたいに希望ナンバー制があるかと言いますと、実は入札制で番号指定で入札します。各地域で一番高い金額で落札されるのは”1”になります。次は、一桁代が高額です、次に二ケタ、10~99が比較的高く、3ケタ台では、111,222.。。。などの同じ数字、4ケタ台も同じく。それと、中華系がとても好む数字に168という並びがあり、これも比較的高い金額を入札しないと落札できません。 左の写真はPから始まるナンバーなのでペナンのナンバーですが、ナンバーの下の金額は、落札金額です。ちなみに、PPP1は、26万リンギット、日本円で約7百万円で落札した計算になります。以前、ジョホールバルで、ジョホールの王室が落札したナンバーで、1に90万リンギット、日本円で約2400万円という話もありました。いずれにしても、マレーシア人もナンバープレートの数字にこだわる人たちはかなりいるということになります。
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一度取得したナンバーをずっと使い続けることが出来ます。
どういうことかと言いますと、
≪参考例≫最初に新車で車(バイクでもいい)を買ってナンバーを取得、2年後に車を売り、バイク(新車)に買い替えるとします。その場合、車を売却する際にナンバープレートだけはとっておき、次に新車で買ったバイクに今まで車で使っていたナンバーを付けて使用できます。(もちろん手続き、届け出等が必要)このようなことを繰り返していけるという事です。ただし、バイクも車も次が新車と言う条件付きです。
マレーシアも自動車保険加入は義務付けられています。
マレーシアでも自動車保険は法律的に義務付けられております。そして、日本に比べたら事故発生率もかなり高い為、自動車保険加入は必須です。またマレーシアでは、日本の自動車保険とは違い、搭乗者のケガ、死亡等を補償するには、特約としまして別途搭乗者傷害保険を付ける必要がありますので、よくご確認されてから加入する必要がありますので、ご注意下さい。
弊社は、東京海上マレーシアの保険代理店になっております、新車または中古車をご購入されます場合、ディーラーまたは中古車店は付き合いのある自動車保険会社のを勝手に選定して、そのまま付けてしまうことがほとんどです。もし新車をご購入する際に、弊社へご相談していただけましたら、東京海上マレーシアの自動車保険をお勧めしますので、是非お気軽にお問い合わせください。よろしければ、以下のボタンから自動車保険についてのページをご確認ください。
コチラからどうぞ
マレーシアは毎年自動車税を支払います。
マレーシアで車またはバイクを保有した場合に、毎年Road Tax(ロードタックス)、日本で言うところの自動車税を支払わなくてはなりません。ロードタックスの金額は、まず排気量、場所(西または東マレーシア等)、用途(自家用、商用、4輪駆動)により異なります。ロードタックスを支払う場合には、新車購入時および1年ごとの更新時には、まずは保険の加入または更新が先で、加入または更新後にロードタックスを支払います。また、よく警察の検問等の際は、ロードタックスのステッカーを必ずチェックされます。
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では、自家用車で西マレーシアで4輪駆動ではない場合をご参考にしてみた場合の計算方法ですが、
例えば1,999ccの場合、1801~2000CCまではRm360で、これに1㏄あたりRm0.30を加算することになりますので、199cc×Rm0.30=Rm59.70になり、Rm360+Rm59.70=Rm419.70がロードタックスの金額になります。
※バイクの場合は金額が違います。
以下にロードタックスについて簡単にまとめてあります。
ロードタックスに関して
- 年に一回ごとに支払います。
- 保険に加入しないと支払いができません。
- 排気量、場所、用途により異なります。
- 車とバイクでは金額が違います。
- JPJ、Pos Laju(郵便局)等で支払いできます。
- 警察の検問の際には必ずチェックされます。
マレーシアで自動車運転免許証を取得につきましては、国際運転免許証での運転で問題ありません。もしマレーシアの運転免許証へ切り替える場合には、マレーシアが運転免許証の切り替えに関する際に定めています有効なビザの所持、必要書類の提出をすることで、マレーシアの運転免許証が交付されます。
※写真にB2と Dと表記されていますが、上の写真右は、免許証の裏面になりますが、そこに記号の該当資格が記載されています。B2とは、250以下のバイクが運転できるという表記で、Dは、自動車の運転が出来るという事になっています。日本で、いわゆる自動二輪大型を所持していても、マレーシアの免許に切り替えた際に、同じく同等にBという500cc以上のバイクに乗れる資格に切り替えてもらえないという情報があります。詳しくは、JPJの規則により変わりますので、何とも言えません。
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必要 なビザ条件
- MM2Hビザ
- 雇用パスのカテゴリー1及び2(EP1及びEP2)
- 居住者パス-技能(RP-T)及びそれらパス(注:EP1、EP2、RP-T)
- 保有者の配偶者で有効な配偶者パス(Dependent Pass)
※留学生などは教習所に通って取得するしかない状況になっています。
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必要書類
MM2Hビザ保有者の場合
- フォームJPJ L1 ※JPJで記入
- フォーム B-2 ※JPJで記入
- パスポート(原本と写真のページ、ビザページのコピー)
- 日本の運転免許証(原本とコピー)
- 日本の運転免許証の翻訳証明書(日本大使館が交付したもの)
- 写真(縦3.3cm×2.5cm)1枚 ※背景が白のもの
- MM2Hの仮承認レター
MM2Hビザ保有者以外の場合
- 日本の運転免許証(原本とコピー)
- 日本の運転免許証の翻訳証明書(日本大使館もしくは領事館が交付したもの)
- パスポート(原本と写真のページ、ビザページのコピー)
- 写真(縦3.3cm×2.5cm)1枚 ※背景が白のもの
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免許証の有効期間と料金
マレーシアの運転免許証の「有効期間は、最大5年間ですが、自分で有効期間を選ぶことになっております。また金額は、マレーシア人とは異なり、外国人料金になっております。
- 1年間:RM60
- 3年間:RM180
- 5年間:RM300
※最長は5年間ですが、基本パスポートの有効期間内までになっております。
弊社のサポートメニューで、運転免許取得サポートがございます。以下のボタンをクリックしてみてください。
マレーシア運転免許取得サポート
マレーシアで高速道路及び有料道路を通行する際は、原則キャッシュレス決済になっております。ですので、以下の決済方法をご参考にしてください。ただし、支払のカードとしてTouch’n Go カードがありますが、残高不足の場合、一旦カードにトップアップ(料金チャージをしてもらい、その場で機械によるTouch’n Go カード清算をします。
Touch’n Go カードについてはコチラ
決済方法
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SmartTAG (スマートタグ)
マレーシアの有料道路の料金所では、日本のETCにあたるのようなSmartTAG (スマートタグ) という機器をダッシュボードにおいて、専用レーンを通過できるシステムを取り入れています。
ただし、日本のETCの機器よりもいくらか反応が悪く、しかも機械は乾電池式なので、電池がなくなっていると反応してくれず、速度が速すぎると反応しないなどというケースがあります。故に、よくそのゲートだけ渋滞していて、開かなかった先頭の車は、バックしてくると言ったことがあります。なぜ、日本のようにきちんと反応する場所に設置しないのかと言いますと、理由の多くは、駐車中に車上狙いに合い、機器を盗まれるという前提があるためです。そのために、多くの人達は、普段はダッシュボードやドアポケットにしまっておいて、、ダッシュボードの上に置いたり、手に持って機械に向かってかざしたりしていて、その際に自分の車がどの位置だと反応しやすいかなどを漠然としか把握していない人がいたり、カードがきちんと挿入されていなかったり、かざした時の向きが悪い等々の理由により、トラブルが起こったりしてゲートが開かなかったりします。ですが、きちんとして使っていれば、便利なことは間違いありません。
もしもゲートが開かない場合の対処法
単に機器からの信号の送受信エラーとして考えられる場合は、後方を確認し、一旦車を2~3mほどバックし、再度ゆっくりとゲートへ向かい走行してみる。大抵それで開く場合が多いです。もしくは、ゲートの手前にTouch’n Goと表示されたパネルがあり、その部分へ機器に入れてあるTouch’n Goカードをかざしてみます。それでゲートが開く場合が多いです。(ただ、まれにパネルがあってもTouch’n Goの機能が使えない場合があります)
以上の対処をしてもゲートが開かない場合で、係員が近くにいない場合は、再び後方確認しバックしてハザードランプを出して係員が来るのを待った方がいいです。
実は、高速道路を使う際には、通常入り口料金所で通過する際にゲートが開いた時に、Touch’n Goカード内の残金を確認することが出来る表示看板があります。もし、残金が少ないと思ったら、そこから一番近いガソリンスタンドがあるサービスエリアへ行き、ガソリンスタンドでTouch’n Goへトップアップ(料金チャージ)しておいた方がいいです。もしくは、最初から高速道路を使うような場合は、前もってTouch’n Goカードへトップアップしておくことをお勧めします。
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RFID
マレーシアの北部地域(特にケダ、ペナン州)で数年前から一部区間の高速道路およびペナンブリッジ(第一、第二)で、車のヘッドライト(ほとんどの場合)、フロントガラスもしくは前面ボディに、RFIDという決済サービスのステッカーをはり、料金支払いが出来るサービスがあります。
このRFIDでの料金支払いは、SmartTAG (スマートタグ)の機器とは違い、機器を購入することはなく、4ステッカーをもらうために登録します。登録は、基本的には有料ですが、何かしらのキャンペーンという事で、登録料が無料である場合が多いです。SmartTAG (スマートタグ)よりもゲートを通過する際に、反応が悪くはないとの評判はありますが、まだマレーシア全土で使えず、一部区間になっていますが、いずれは全国的に普及する予定です。支払いは、Touch’n Go eWalletから支払われますので、Touch’n Go カードではなく、アプリへトップアップ(料金チャージ)しておくことになります。
※RFIDは、Touch’n Goアプリから購入されるか、またはガソリンスタンド、通販サイト、ドラッグストアで購入することが出来ます。
◆アプリを使っての購入方法は、こちらをクリック(英語)してください。
◆アプリ以外では以下にて購入できます。
- ガソリンスタンド : Shell、BHP
- 通販サイト :Lazada、Shopee
- ドラッグストア :Watson
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Touch’n Goカード
Touch’n Go カードによる支払いは、その専用レーンで支払います。
Touch’n Go カードについてはコチラ
Googleマップ
Wazeアプリ
マレーシアでは、新車購入時(車種のグレードによる)、中古車でもすでに装着済みなどで、ナビゲーションが装着されている車もありますが、通常は、Google MapアプリやWaze(ウェイズ)というアプリを使われている人たちが多いです。
どちらがいいかと言うのは、一長一短あります。ただwazeは、スピード違反取り締まり中ですと誰かがコメントした場所に印が付いていたり、高速道路走行中に、この先には取り締まりのカメラがありますという表示や案内が流れたりします。どちらも現在渋滞中の表示がありますし、所要時間の表示があります。使いやすさに関しましては、ご自分が使いやすい、見やすいといった方を使われたらよろしいかと思います。
●Waze(ウェイズ)アプリの取得は、以下のボタンからどうぞ
マレーシアで車の運転をされる時のために、簡単ではありますが、ワンポイント的なアドバイスをまとめてみました。少しだけでもお役に立てればと思います。
マレーシアの道路標識には様々なものがもちろんありますが、英語で表記されてるものばかりではなくマレー語での表記も色々あります。ただ、上の写真のように、視覚的に想像がつくというか理解できるものが多いとは思います。例えば、上の左側の写真ですが、上段の真ん中はUターン禁止、2段目の右は、右折禁止と言う感じです。上の右側の写真の黄色の背景での標識は、注意喚起の標識だろうなという感じになります。もちろん、きちんと覚えることは大変いいことですが、免許証の切り替え時などに講習等はなく、自主的に調べて覚えると言ったことになります。
こちらの写真は、高速道路の表示看板ですが、緑の背景の看板ですので、出口表示になります。例えば、EXIT121は出口番号です。緑の背景のところに書いてある文字は地名になり、あと500mで出口ということになります。細かく見ていくと考え込んでしまう場合があると思いますので、感覚的にわかる程度でも特に運転に支障はないです。もちろん、きちんと調べた方が良いのですが、あまり難しく考えなくてもという事になります。
写真のような交差点で、左折専用レーンがある場合には、進行方向の信号に関わらず、常に左折が可能です。ただ、左折専用レーンがあっても、信号により、左折可の矢印が出てから左折が出来るという場合の交差点もあります。
ランアバウト(Round about)って聞きなれないと思いますし、日本ではあまり見かけない交差点だと思います。
上の写真のように、中心が円になっていて、その周りに道路があります。基本的には4方向への道がありますが、中には、3方向だったり、極稀に対面のみの2方向であったりする場合もあります。そして、信号がある場合は大きめで、信号がない場合は、比較的大きくない場合が多いです。車両は時計回りで走行します。この信号がない場合の走行方法としては、ランアバウトに差し掛かったら、一旦停止(一時停止線がない場合が多いです)し、右方向から車が来ないか確認する。基本的なルールとしては、右から来る車両が優先になります。来なければランアバウトへ進入できます。
マレーシアでは、警察の検問の事をポリスブロッキングと言っています。日本と似たような感じで、何かの事件があった時、シートベルトの装着の有無チェックのため、飲酒運転等の夜間の検問等があります。大事なことは、ここは日本ではないですので、なるべく文句を言ったりせずに、普通に警察官の指示に従った方がいいと思います。一つの話として、免許証(国際運転免許証またはマレーシアの運転免許証)の提示を求められた際には、免許証だけではなくパスポートも一緒に提示しますと、意外と効果的で、あまりうるさく言われない場合があるように見受けられます。もちろん絶対とか、必ずではないです。
2020年より、マレーシアではロックダウンが発令され、その場合には、警察だけではなく軍隊も検問に参加していることがありました。ロックダウンの際には、免許証を持っているからと、指定されてある地区から外への移動、州外への移動等々、その時々での状況により、厳しく制限されてますので、免許証はもちろんですし、パスポート所持も当たり前ですが、それ以外に所定の移動許可証もしくは警察署が発行する移動許可証等が必要です。いずれにしましてもロックダウンのような場合には、その時々で状況が変わりますので、慎重な行動が必要になります。
飲酒運転に関して
日本もかなり厳しい取り締まりをしていると思いますが、マレーシアの場合は、この数年で大変厳しくなりました。もし検問等で飲酒運転が発覚した場合には、違反の切符を切られて後日に反則金を支払うという感じではなく、その場で逮捕され留置されます。拘留期間は一定ではなく、裁判所に出廷できるまで拘留されます。ですので、軽く飲んだだけという事は通用しませんので、お酒を飲むような場合には、Grabなどを利用して行動するようにしてください。