クアラルンプールとはどんな所?

マレーシアの首都クアラルンプールは東南アジア有数の近代都市。クアラルンプール中心部では人口が約179万人となり、243㎢の東京23区の約4割ほどの大きさになります。

首都圏の人口は約820万人を有する大都市です。2000年の首都圏の人口は約418万人でしたので、約20年で2倍に成長していることになります。

在留邦人は現在約2,2万人となっており、企業進出及びロングスティの日本人が移住してきて、過去9年間で約3.7倍になりました。

 

 

 

 

 

 

 

クアラルンプール州に隣接しているのがセランゴール州になります。セランゴール州はマレーシアの州の中で一番マレーシア人の人口が多い都市になります。

 

グレーターKL計画

現在マレーシア政府はグレーターKLというクアラルンプールを国際都市に変貌させる計画を展開中で、MRT(大規模電車網)を拡大しており2016~2024年の間に115新駅が誕生する予定です。また国際金融特区(TRX)をスタートさせておりクアラルンプール中心部で高層ビルが建設されております。

KL大規模鉄道網計画

MRT1号線:2016年と17年で54駅完成

MRT2号線:2022、23年に61新駅誕生予定!

MRT3号線:30新駅も本年予算で承認されました。日本人が多く住む高級地区「モントキアラ」にも山手線のような環状線MRT3号線が通る予定です。

また未定ではございますが、クアラルンプールーシンガポール間を走る新幹線の可能性もあります。新幹線が通れば、90分でシンガポールまでいけれるようになります!

 

都心の新しいランドマーク

1.TRX(KL国際金融特区) 2.ムリア・タワー
  • 2012年7月始動
  • 敷地面積:283万㎡(東京ミッドタウンの2.8倍)
  • 世界中の金融機関誘致(250金融機関40,000人)
  • 第一期オフィス2020年完成
  • オフィス棟、住居、モール、公園
  • 進出金融機関&開発会社:HSBC(香港上海)銀行、プルデンシェル保険、レンドリース(オーストラリア大手開発企業)、中国通信、建設企業
  • 大型モール(西武デパート入居予定)
  • 住居棟6棟*住居棟2棟
  • 2020年完成、106階建、492m
  • 東南アジア最高層ビル
  • 収容人員:15,000人
  • TRX駅(2路線)直結
3.PNB118(世界2番目高層ビル) 4.BBCC(ブキットビンタン・シティセンター)
  • 政府系投資会社(PNB)所有
  • 118階建、635m、22年6月完成予定
  • 83階分)オフィス(60階はPNB使用)
  • 95~112階)ホテル&レジデン(パークハイアット)
  • メルデカ駅に直結
  • 第二期)モール、シアター、コンドミニウム3棟、公園
  • 刑務所地の再開発計画
  • オフィス、ホテル、モール、コンドミニアム、公園の複合開発
  • 三井不動産ららぽーと・モール
  • 住居2棟(ルセンティア)2021年完成予定!
  • 都心の日本人が集う地
  • 2駅、3路線に連結
  • PNB118へも徒歩5分

交通

空港

1.KLIA:クアラルンプール国際空港(メインターミナル)

各国から航空会社約80社の国内線のほか、国内線(マレーシア航空・マリンドエア)の発着地になります。216か所のチェックインカウンターと約50か所の搭乗ゲートがあり、国際線と国内線が同じゲートを共用できるようになっています。日本への搭乗ゲートは一度エアロトレインに乗り、移動することになります。

*KLIAを利用する航空会社:マレーシア航空、日本航空(JAL)、全日本空輸(ANA)

 

2.KLIA2:クアラルンプール国際空港2(格安航空ターミナル)

格安航空専用のターミナルとして世界最大の規模になります。格安航空会社のエアアジアはクアラルンプールを拠点としており、札幌、成田、羽田、名古屋、関空、福岡までの直行便も運行されています。東南アジア(フィリピン、インドネシア、タイ、バリ島)、オセアニア、中国へ旅行するには、クアラルンプールを拠点とすると大変便利で経済的です。
*KLIA2を利用する航空会社:エア・アジア

 

3.スバン空港
主に国内線専用の空港となり、主にランカウイ、ペナン、ジョホールなど国内各地に飛んでいます。国際線としては、シンガポール、インドネシアなど近隣国に飛んでいます。
規模がKLIAに比較し小規模になり、場所もKL市内から30分ほどと近くにあるので、国内旅行をする際には、スバン空港を利用する航空会社を利用するのが便利です。
*スバン空港を利用する航空会社:Firefly, Marindo Air, Berjaya航空

 

電車・鉄道

1.LRT、MRT、KLモノレール

*左からLRT、MRT、KLモノレールの写真になります

クアラルンプール市から首都圏、郊外にかけて、LRT、MRT、KLモノレールが運行しており、電車利用になれている日本人にとって、移動はとても便利です。LRT、MRTにおいては、通勤時間帯は3分おきくらいに、通勤時間以外でも5~7分おきに頻繁に運行しております。

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2.マレー鉄道(KTM)

マレーシア鉄道公社(KTMB)が運行しているマレー鉄道になります。
時刻表はありますが、時間通りでないこともあるので注意しましょう。ゆっくりと景色を楽しみながら旅をしたい人にはお勧めです!

 

 

 

 

①KTMコミュータ(KL近辺)

観光人気のスポットであるバツー洞窟まで走っています。KTMコミュータの路線図は下記になります。

②KTMインターシティ・ETS(KL郊外)

KLセントラル駅から、ジョホールやペナンまで鉄道を利用して移動することも可能になります
路線図は下記になります。

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3.エクスプレスレールリンク Express Rail Link(ERL)

一般的にはKLIAエクスプレスと言われており、KLIA2-KLIA-KL Sentral駅をつなぐ特急電車になります。

運行時間:6:00~22:10

KLIA2-KL Sentral間は約40分かかり、ピーク時間は20分、ピーク時間以外は60おきの運行しています。

KLIAエクスプレスとは別にKLIAトランジットの電車は各駅になり、KLIA2-KLIA-Salak Tinggi-Putrajaya & Cyberjaya-Bandar Tasik Selatan-KL Sentralとなり、KLIAとKL Sentralに他3駅に止まります。

KLIA-KL Sentral間の料金は同じになるため、お急ぎの方はKLIAエクスプレスを利用することをお勧めいたします。

 

料金

KL Sentral-KLIA/KLIA2 大人 子供(6~15歳) 6歳未満
片道 RM55 RM25 無料
往復 RM100 RM45 無料

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バス

クアラルンプールでは、電車や車を利用し、バスを利用することが少ないと思いますが、通常のラピットバスの他に、観光用のバス、無料バスなど様々な種類がございます。

1.ラピットバス(Rapid Bus)

クアラルンプールで一般的なバスがラピットバス。
有料になり、料金は移動区間により異なりますが、RM1~RM5になります。
マレーシアは自動車社会で渋滞も至る所であるため、なかなかバスが来なかったり、満員の時は乗れなかったりするので気をつけましょう。

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2.観光バス(Hop On Hop Off Bus)

運行時間:9:00~20:00 、30分間隔にて運行
24時間有効パスを購入し、乗り降り自由に、自分のスケジュールで観光することが可能になります。(チケットはバス内でも購入可)
KLの観光地でもある国立博物館、KLタワー、バードパークなどを巡回するガーデンルートと、KLCC、ブキットビンタン地区を巡回するシティールートの二つがあり、全部で26か所の停留所があります。バスの中では観光案内が9つの言語で聞くことができるので、マレーシアをよく知りたい場合はこの観光バスを利用されるのがお勧めです!
バスはダブルデッカーのバスになり、写真を撮りたいときは2階に、熱くなったら1階はエアコンが聞いているので下に降りたりできます。

 

観光バスのルート
料金(マレーシア人以外の場合)
時間 大人 子供(5歳未満)
24時間有効パス RM55 RM30
48時間有効パス RM95 RM50

詳細はこちらから

 

3.無料バス

①クアラルンプール市:Go KL City Bus

*クアラルンプール市の無料バスは紫色のバスになります。
運行時間
平日          :  6:00 ~ 23:00
週末・祝日 :  7:00–~23:00
平日のピーク時間(7:00~10:00, 16:00~20:00)は5分おきに、そのほかは10分おきに運行しています。

GO-KL City Busには4つのラインがあります。

グリーンライン :  KLCC – Bukit Bintang
パープルライン :  Pasar Seni – Bukit Bintang
ブルーライン  :  Medan Mara – Bukit Bintang
レッドライン  :  KL Sentral – Jalan Tuanku Abdul Rahman

GO-KL City Busのルート

 

②ペタリンジャヤ市

*ペタリンジャヤ市の無料バスは緑色のバスになります

運行時間
終日       :  6:00 ~ 21:00 (平日は20分おきに運行)

PJ City Busには4つのラインがあります。

PJ01ライン      :  Taman Medan – LRT Taman Jaya Station
PJ02ライン     :  LRT Taman Jaya Station – SS2
PJ03ライン  :  LRT Taman Bahagia Station – SS6 Kelana Park View
PJ04ライン  :  LRT Taman Bahagia Station → K.G Tunku → SS2

 

4.長距離バス(高速バス)

マレーシアでは長距離バスを利用して、各都市にプチ旅行に行くことができます。本数も多く、飛行機のように早くチェックインする必要もないため、マレーシア人はよく利用する交通手段になります。ただし、渋滞で時間がかかったり、途中のトイレ休憩時間が長かったりする場合もあるので、急ぎの方はお勧めできません。バスの冷房を調節できなく、非常に寒いため上着は必需品です!

バス会社は数多くあり、バスの種類によって料金も異なります。バスターミナルでチケットを購入できますが、事前に購入した方がバスの種類も選択でき、出発時間もわかるため予定が立てやすいです。

クアラルンプール市で一番大きいバスターミナルはクアラルンプール中心部より南に車で約30分ほどの場所にあるTBSターミナル(The Terminaru Bersepadu Selatan)になります。

 

バスのチケット購入はこちらから

日本との関わり

立派な日本人会組織。1970年代以降多くの日系企業がクアラルンプール周辺に進出し、現在2万人を超える日本人が生活しています。日本人会の中には70を超えるサークル活動があり、日本人シニアのロングステイや定住者を積極的に受け入れています。

 

社会

多民族社会です。マレー系6割強、中国系3割弱、インド系1割と各種民族文化、言語が混在する社会です。イスラム系のマレー人が多いのがクアラルンプールの特徴です。

歴史

クアラルンプールはスズの採掘拠点として、当時の清(現中国)からの移民者により、1857年から開発されました。そして彼らはクラン川とゴンバック川の合流点を拠点として、クアラルンプールと名付けました。元々の意味は、マレー語でクアラ(Kuala)は、川と海が合流する場所という意味 で、ルンプール(lumpur)は、泥という意味になります。その後、スズとゴムの産地として発展をしていきます。そして1896年にはイギリスの保護下、いわゆる植民地となり、この地がマレー連合州の首都になりました。第2次大戦中の1942年~45年に一時は日本の統治下に置かれましたが、戦後は再びイギリス領となりました。

その後1957年にマラヤ連邦として独立しましたが、1965年からマレーシア連邦となり、1974年に正式にマレーシア連邦の首都に定められました。

気候

気候は一年中常夏で、朝の最低気温が22~23度、日中の最高気温で32~34度程度。日本の夏の様な蒸し暑さはありません。クアラルンプールは盆地に位置している事もあり、雨や雷が多いのが特徴です。

ショッピング

買い物天国。イーオン、伊勢丹、そごう等の日系スーパーやデパートも数多くあり、大型ショッピングモールもあるので、日本と変わらない様な買い物が楽しめます。

Lot10(ロット10)

モノレール Bukit Bintang駅直結。
伊勢丹や数多くの日本食レストランが入っています。
2019年3月にオープンしたDon Don Donki(マレーシアにあるドン・キホーテ)では数多くの日本の商品を取り扱っています。
Don Don Donkiの入り口は2Fになります。
2F:家庭用品、美容用品など
  
1F:生鮮食品、調味料、乾麺など 
  
GF:お菓子および会計になります。

 

Mid Valley Megamall(ミッドバレー)
コミュータ Mid Valley駅より徒歩2分、LRT Abdulah Hukum駅より徒歩5分の所に位置する東南アジア最大規模のメガモール。ブルバードホテル、シティテルホテルが入っており、430店舗を構えているモール。
隣接してThe Garden Mallがある。
LG, GF, 1F, 2Fにはイーオンの家庭用品、衣類、食品まで売っている。

  

3Fには無印良品、吉野家、Daiso、映画館がある。

 

 

1 Mont Kiara(ワンモントキアラ)

日本人の駐在員が多く滞在しているのがモントキアラ地区。

  

  

One Mont Kiaraの中にあるVillage Grocerには数多くの日本食材がそろっており、日本人にとっては便利です。    

   GF:ベーカリー・ハチ            GF:Shojikiya            2F: ひばりクリニック

 

モーニングマーケット(朝市)

マレーシアでは朝市が所々で開いており、新鮮な肉、魚、野菜、果物が購入できます。

  

      果物売り場               野菜売り場                麺などの売り場

 

     乾物売り場               肉売り場

グルメ

B級グルメ

 

更新予定

 

高級グルメ

 

更新予定

 

 

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