サバ州は、ボルネオ島北部の東側3分の1を占めていて、州都はコタキナバルになります。州外と行き来する場合、マレーシア国民であったも身分証明書(ICカード=身分証明証)が必要になっています。コタキナバル周辺、南シナ海沿岸では大型ビーチリゾートが開発されております。ただし内陸部、州の大半がジャングルに覆われております。そして世界遺産に登録されておりますキナバル国立公園や標高4,095mありますキナバル山があります。
経済では、州の沖合には石油生産をしています。また州内で伐採されている木材の多くは日本へ輸出されております。
実はサバ州の東側の島々の中で、ダイビングの聖地として有名なシパダン島があります。ただし、サバ州の東海岸は、海賊事件、身代金目的の外国人誘拐等が発生していたり、様々な武装集団が活動をしていたりで、日本の外務省海外安全情報のページでは、渡航は止めてくださいとの注意喚起がされております。
日本からの直行便は、マレーシア航空が成田からコタキナバルまで運航しています。その他の場合は、クアラルンプール、台湾等々を経由してコタキナバル空港へ
参考(2020年12月時点)
年間を通じて、地球温暖化の影響になっているためか、雨季と乾季の区別はほとんどなく、高地を除いて熱帯林気候になっています。年間の平均気温は、25℃~30℃です。 雨が降る場合は、一日中降り続くことは稀で、東南アジア特有のスコールがあった後は、涼しくてフレッシュな心地よさです。台風も地震もほとんどないです。
代表的な場所を一つご案内します。
セピロックオランウータンリハビリテーションセンター
Sepilok Orang Utan Rehabilitation Centre (SOURC)
ボルネオ島へ行ったらオランウータンに会いたいという方は多いと思いますが、実はオランウータンに会える場所はそう多くはありません。現在、絶滅危惧種に認定されていて、自然の中で生息できる場所はかなり少ない場所に陰られています。それでは、確実に会える場所はというと、サンダカンにあるセピロック・オランウータン・リハビリテーションセンターになります。施設への入場料などの収入が、オランウータンの保護活動を支えるための収入源になります。施設では、オランウータンを野生に還すためのリハビリをおこなっていて、1日に2回ある餌やりの時間に、約10mくらいの距離から様子を見ることが出来ます。是非機会があれば、訪れてみて頂きたいです。
サバ州には魅力がある場所が沢山あります。特に世界遺産であるキナバル山、有名なダイビングスポット、オランウータンがいる場所、先住民が住む場所等々へのツアーなど、半島側のマレーシアとは少し違った観光が楽しめます。以下のサバ州観光局のページをご参考に、されてみてはいかがでしょうか?
サバ州政府観光局ページ